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環境への取り組み

Environmental Activities

バーナーの天然ガス化で、安定した操業を実現。

〈サンドテクノ〉は天然ガスバーナーの導入により、CO2排出量を35%削減。
NOx(窒素酸化物)も大幅に削減し、SOx(硫黄酸化物)はゼロに。
環境性の向上により、工場の公害対策にかかる手間や費用を大幅に軽減でき、操業の安定に貢献する。

“水道の蛇口をひねる”感覚で使えるので本当に安心

アスファルト合材は原油から精製した液体状のアスファルトに「骨材」と呼ばれる砂や砕石を混ぜ合わせて作られます。骨材は多少の湿気を含んでいるため、混ぜ合わせる前にドライヤーによって約170℃まで加熱・乾燥させます。2013年8月、〈サンドテクノ〉はドライヤーのバーナーを、重油から天然ガス仕様に置き換えました。

燃料転換を後押ししたのは、東日本大震災にともなう重油不足でした。震災復旧用にアスファルト合材の需要が高まる中、その製造を支えるエネルギーが安定供給されることの大切さを痛感しました。天然ガスは地震に強い中圧導管から直接供給され“水道の蛇口をひねる”感覚で使えるので本当に安心です。また天然ガスのバーナーは着火性が良く、使い勝手も格段に向上しています。燃料転換には補助金(※)が活用され、設備更新費用の低減も図られました。

※平成25年度エネルギー使用合理化事業者支援補助金【民間団体等分(天然ガスに係るもの)】

光化学スモッグ警報でも操業の継続が可能に

燃料転換によって重油タンクを撤去した跡には、新たに骨材ヤードを設置。重油の残油管理や発注業務が解消されたほか、多い時には月10台近くが来ていた重油ローリーを受け入れる必要がなくなり、敷地内の交通整理の手間も軽減されました。重油漏れの心配や臭いもなくなり、作業環境も改善されました。

さらに喜ばしいことに、重油から天然ガスに換えたことで大気汚染防止法の規制対象工場でなくなりました。以前は光化学スモッグ警報が発令されるたびに稼働率を落とし、最悪の場合は操業を停めなければなりませんでした。現在はこうしたリスクも回避でき、納期遅れなどお客さまにご迷惑をおかけする心配も解消されています。重油で義務付けられていたばい煙の測定などからも解放されました。

環境性の向上は、転換で得られた最大のメリットです。クリーンな天然ガスは、製品を滞りなく造り送り出すという工場の使命を支えています。

出典:「GAS EPOCH vol.91 2015 Autumn」(一般社団法人 日本ガス協会)



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